シンクのぬめりの正体って？　お手入れの方法とぬめりの原因を解説！

キッチンのシンクに嫌なぬめり発生！　原因や対策は？

日々の食材を扱う場所であるからこそ、常に衛生的に保ちたいキッチンのシンクですが、そんなシンクに嫌な臭いやぬめりが発生して困った経験、お有りではありませんか？シンクに繁殖してしまった雑菌が原因となっている現象なのですが、実はこのぬめり、家庭にある身近なものを使って、予防や対処が可能です。今回はこのぬめりの原因や、予防法、ぬめりが発生したときの対処法などについて、ご説明します。

シンクに発生しているぬめりの正体と原因はどこ？

シンク周りに発生してしまった嫌なぬめりの正体は、シンク内に繁殖してしまったカビや雑菌です。シンクのぬめりが見受けられたら、それは雑菌の繁殖合図と見てよいでしょう。そしてこのカビや雑菌は、シンク内にこびりついた食材のカスや洗剤のカス、油汚れなどと、シンクに設けているごみ受けが原因で発生しています。

日々の食材を扱う場所が雑菌の繁殖に浸食されてしまっていてはとても気持ちが良いものではありませんし、衛生面でも大きな不安です。また、あまりに長くぬめりを放置すると、排水口を詰まらせるなど別なトラブルを引き起こすこともあります。そうならないためにも、ぬめりの対処法や予防法を知っておくことが重要です。

ちなみに、このぬめりの正式名称はバイオフィルムまたは菌膜です。バイオフィルム自体はあらゆる場所に発生しており、歯垢もその一つとして挙げられます。バイオフィルムは水があれば発生してしまうので、理想を言えば水気を無くすのが一番の予防です。しかしシンクはその性質上水気を完全に無くすことはできないので、次に紹介するような対処法を用いるとよいでしょう。

ぬめりの予防と対処法

シンクにぬめりを発生させないようにするには、定期的なお掃除とお手入れが重要です。市販の中性洗剤などを使うことももちろんできますが、重曹やクエン酸といった家庭にある身近なもので、ぬめりのお掃除や予防が可能です。以下にその方法をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

・基本的なお手入れ

シンクのぬめりの予防法として最も大切なのは、日常的なお掃除です。日々のお手入れとして、排水口やシンク内に設けたごみ受けのごみをこまめに取り除いて捨てることを心がけましょう。シンクや排水口のごみ受けを溜めこまなければ、ぬめりだけではなく悪臭やコバエなどの発生トラブルも予防できます。

・重曹とクエン酸を使って、簡単お掃除！

最初に、排水口のごみ受けからごみを捨て、ごみ受けの部分も空っぽにします。そのあとに排水口のカバー部分、ごみ受け部分と取り外しましょう。排水口の内部やごみ受け部分には雑菌などが付着しており、見た目にもあまりきれいではありません。お掃除の際はできるだけゴム手袋などを使用してください。

排水口のカバー部分、ごみ受け部分と取り外したパーツに重曹を振りかけます。歯ブラシやスポンジなどを使って、それぞれのパーツの汚れをしっかり洗い落としてください。スポンジを使用する際には、必ず排水口のお手入れ専用に下ろしたものを使いましょう。重曹は排水口本体のほうにも振りかけます。振りかける重曹の量は、中を覗いたときに下が見えなくなるくらいが目安です。

次にクエン酸を振りかけます。重曹が1に対して、クエン酸が1/2になるように量を調節してください。コップ一杯程度のぬるま湯を、重曹とクエン酸を振りかけた場所に回しかけます。ぶくぶくと泡立ったら、そのまま放置して時間を置きます。汚れの程度にもよりますが、5分以上から30分程度が目安です。最後に、たっぷりのお湯を流して、振りかけた重曹とクエン酸を落としましょう。取り外したパーツを元に戻せばお手入れ完了です。

・お手入れの頻度

排水口内部やごみ受けのお手入れの頻度は、週に2回から3回程度が望ましいです。定期的にお手入れすれば、1回ごとの作業量を少なくすることができます。また、ぬめりが強い場合には、市販の塩素系漂白剤がとても有効です。

薬品の成分や作用が強力なため、塩素系漂白剤を用いたお手入れは週に1回程度が理想的な頻度です。また、重曹とクエン酸を使ったお手入れでも、重曹とお酢の組み合わせでも同じ効果を期待できます。日ごろからこまめなお掃除とお手入れを心がけて、衛生的で使い勝手のよいシンクを保ちましょう。

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監修者

主任

髙城 俊介

《略歴》

水回りのトラブル対応を年間700件ほど行っている水回りトラブル解決のエキスパートです。
水回りの緊急メンテナンス業界で7年業務に従事し様々なトラブルの対応を行っており、お客様からの信頼厚く会社随一のリピート率を誇る。
佐賀県で水回りのトラブルにお困りまでしたらさが水道職人にお任せください。