水のコラム

給湯器が水漏れしてしまったときの原因と解決方法を紹介

2021年06月17日給湯器のトラブル

1 給湯器が故障してしまったら
2 給湯器が故障してしまう原因
3 給湯器の修理代や交換費の相場は？
4 給湯器の異変に早期に気がつくことが大切
5 水漏れが起きてしまったらさが水道職人へお電話ください

給湯器が故障してしまったら

給湯器になんらかの故障が発生していると、バルブから水がポタポタと滴り落ちたり、パッキンから水が滲み出てしまったりなど、水漏れが起こることがあります。そのまま放置すると水道代がかかってしまうので、止水栓を閉めて水の供給を止め、一旦水漏れを止めてください。

しかしこれでは断水状態になってしまい、生活する上では不便なので根本的な解決にはなりません。基本的に給湯器に関連する部分は自力での修理が不可能なため、専門の業者に依頼することになります。今回は給湯器の故障原因にはどういったものがあるか、また修理や交換となった際にはどの程度の費用がかかるかなど解説していくので、ぜひ参考にしてください。

給湯器が故障してしまう原因

給湯器が故障してしまう要因は主に3つです。理由と共にそれぞれ紹介します。

・経年劣化による寿命

給湯器は基本的に毎日使うものであるため、給湯器本体はもちろんのこと、配管などの各部品は使用による劣化を避けられません。特に接続部分は劣化しやすく、パッキンのゴムに穴が空いてしまった、ナットの締まりが悪くなって隙間ができたなどのトラブルが発生することがあります。こういった経年劣化による機能の低下が水漏れや給湯器自体の故障に繋がります。

・配管の凍結

気温が下がる冬は配管の凍結による故障が多いです。水を流していなくても、配管の中には常に一定の水が入っており、それが凍ることで容積が膨張し、内側から圧迫し配管を破損させてしまいます。特に本体もしくは配管設備がマイナス4℃を下回るような場所にある場合は故障の可能性が高くなります。

また、冬の間は水が凍ったままとなり破損した穴が塞がって水漏れが起こらず、春になり気温が上がって氷が溶けだすことで初めて水漏れが発生し故障に気づいた、ということも珍しくありません。配管の凍結による故障は修理が難しく、多くの場合において全体を交換しなくてはなりません。そうなると費用が高くなってしまうので、凍結対策を心がけましょう。

・水抜き栓の故障

給湯器には内部の水を抜いて内部の圧力を調整する機能があります。この機能が壊れ、結果として水漏れが発生してしまうことがあります。特に中古マンションなどの中古物件を購入する際には要チェックです。水の量が多い、水が止まらないなどの異常があれば、専門業者に点検を依頼してください。

給湯器の修理代や交換費の相場は？

給湯器が不調の場合はまず専門業者に点検してもらいましょう。点検の結果対応可能な故障と判明したなら、そのまま修理となります。しかし破損や故障の度合いが大きい、単純に耐用年数を超えて給湯器本体が寿命を迎えた場合など、修理不可能な状態なら修理ではなく交換を選ぶよりほかありません。修理の場合と交換の場合、それぞれの相場を紹介します。

・修理の場合

修理代の相場は1～2万円程度とされていますが、これは故障の状況や箇所によって大きく変わります。また、業者によっては修理費用が異なることも多いです。とはいえ格安という理由だけで業者を選ぶと、トラブルが解決されていない杜撰な修理をされる可能性があります。逆に相場より高額な業者を選んでしまうと、故障が直っても結果的に損をしてしまいます。修理を依頼するなら目先の費用だけに囚われず、実績があり信頼できる業者に依頼するのが重要です。口コミも確認しつつ慎重に業者を選んでいきましょう。

・交換の場合

給湯器自体を交換する場合、相場は本体や交換工事など諸々の費用を含め10万～20万円ほどです。軽度の故障でも大きな故障に繋がってしまい、結果的に給湯器本体の寿命を縮めてしまうため、不具合がある状態で使用を続けるのは推奨されていません。けっして安くない金額ですが、故障が原因で様々なトラブルが発生する前に交換するようにしましょう。

給湯器の異変に早期に気がつくことが大切

破損箇所が大きかった場合は大掛かりな工事や給湯器本体の交換が必要になり、結果として高額な費用がかかってしまいます。しかし給湯器故障の原因や症状を知っておけば小さなトラブルの段階で故障に気づくことができ、結果として簡単な修理で直せるようになります。給湯器は生活に温かいお湯をもたらしてくれる、QOLを向上させてくれる非常に重要なものです。だからこそ日頃から気にかけて、小さな異変にも気づけるようにしておくことが求められます。