飲み水の日に見直したい水回り点検｜蛇口から出る水の安全性を保つ5つのチェックポイント【水道職人：プロ】

普段、水道の蛇口をひねって出てくる水を、何の疑問も持たずに飲んでいませんか？

確かに日本の水道水は安全で美味しいと世界的にも有名ですが、水道局を出てから各家庭の蛇口に届くまでの間に、いろいろなことが起こる可能性があります。

6月6日は「飲み水の日」。

普段あまり意識しない飲み水のことを、改めて考えてみる良い機会かもしれません。

古くなった配管や汚れた蛇口など、思わぬところで水質に影響が出ることもあるんです。

そこで今回は、家庭で手軽にできる水質チェックの方法を5つのポイントに分けてご紹介していきます。

特別な道具は必要ありません。

目で見たり、匂いを確かめたり、実際に味わったりするだけで分かることがたくさんあります。

飲み水の日をきっかけに水回りを総点検

6月6日の「飲み水の日」は、普段何気なく使っている水道水について見直す良い機会です。

日本の水道水は世界的にも高く評価されているものの、水道局から各家庭の蛇口に届くまでの間に、様々な要因で水質が変化する可能性があります。

なぜ家庭での水質管理が重要なのか

水道局では厳しい基準に基づいて水質管理を行っていますが、各家庭に水が届くまでには長い道のりがあります。

地域の配水管から住宅の給水管、そして蛇口まで、それぞれの場所で水質に影響を与える要因が潜んでいるかもしれません。

特に築年数が経った住宅では、給水管の劣化や蛇口の汚れが原因で、水道局を出た時点では問題なかった水が、家庭で使う時には品質が低下していることもよくあります。

水道水が蛇口に届くまでのリスク

水道水が各家庭に届くまでの主なリスクポイントをご紹介します。

まず考えられるのは、配水管や給水管の老朽化です。

地域によっては設置から数十年経った古い配水管が使われており、内部の錆や汚れが水質に影響することがあります。

また住宅の敷地内にある給水管であっても、年月とともに劣化は必ず進みます。

特に金属製の古い管では、錆の発生や継手部分からの汚染物質の混入が心配されます。

他にも、蛇口のフィルター部分にたまった汚れや、シャワーヘッドのつまりなど、身近な部分でも水質や水の出方に影響が出ることがありますので注意が必要です。

今すぐできる！5つの水質チェックポイント

専門的な検査機器がなくても、家庭で簡単にできる水質チェックの方法があります。

五感を使って、いつもの水道水に変化がないか確認してみましょう。

チェック1：水の色と透明度を確認

透明なコップに水道水を注いで、明るい場所でよく観察してみてください。

正常な水道水は完全に無色透明で、濁りも一切ありません。

もし白く濁っている場合は空気が混入している可能性が高く、しばらく置けば透明になるはずです。

茶色や黄色に濁っている場合は配管の錆を疑いましょう。

チェック2：異臭がないかニオイをチェック

コップを鼻に近づけて匂いを確認します。

日本の水道水には塩素による軽いカルキ臭がありますが、それ以外の匂いがする場合は注意が必要です。

土のような匂い、金属のような匂い、カビ臭いにおいがする場合は、配管や貯水槽に問題がある可能性が高いでしょう。

チェック3：水の味に変化はないか

見た目と匂いに問題がなければ、少量を口に含んで味をチェックしてみましょう。

普段と違う味がする場合は要注意。

金属の味がする、苦味がある、甘味が強すぎるといった変化は、何らかの異常のサインかもしれません。

チェック4：水の出方と水圧を確認

蛇口をいつものように開けて、水の出方をチェックします。

急に水圧が弱くなった、途中で水が止まる、変な音がするといった症状は配管のトラブルの可能性があります。

また、最初に茶色い水が出てしばらくすると透明になるといった場合は、給水管内の錆が原因のつまりと考えられますので点検することをおすすめします。

チェック5：蛇口周りの汚れと設備の劣化をチェック

蛇口の先端についているフィルター部分（泡沫器）を確認してみてください。

汚れがつまっていると水の出が悪くなったり、水質に影響することがあります。

また、蛇口本体や配管の継ぎ目部分に白い粉や緑色の汚れが付着している場合は、劣化が進んでいるサインです。

セルフチェックで異常を発見したときの対処法

5つのチェックポイントで何らかの異常を発見した場合、まずは慌てずに適切な対処を行いましょう。

軽度の濁りや匂いの場合は、しばらく水を流し続けることで改善することがあります。

特に朝一番や長時間使っていなかった後は、配管内にたまっていた水を流し出すことが大切です。

蛇口のフィルター部分に汚れがつまっている場合は、取り外して掃除することで水の出が改善されます。

もちろん、作業前には必ず元栓を閉めることを忘れずに。

茶色や黄色の濁り、強い異臭、明らかな味の変化がある場合は、飲用を控えて専門業者に相談することをおすすめします。

配管の内部に問題がある可能性が高く対処が困難であるため、下手に自分でなんとかしようとせず、一度相談してみてください。

地域の水道職人による専門点検で安心の水環境を

家庭でのセルフチェックには限界があります。

本当に安心して水道水を使い続けるためには、専門家による定期的な点検が欠かせません。

「さが水道職人」では、水回りのメンテナンスを熟知したスタッフが、配管内部の詳細な調査から蛇口の分解洗浄まで、ワンストップで対応しています。

専門的な機器を使った配管内部の調査では、目には見えない劣化や汚れの状況を正確に把握できます。

小さな不具合を早期に発見・修理することで、大きなトラブルを未然に防ぎ、結果的に修理費用の節約にもつながります。

飲み水の日をきっかけに、年に一度の定期点検を習慣にしてみませんか。

プロの目による点検で、いつまでも安心して水道水を楽しめる環境を整えましょう。

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監修者

主任

髙城 俊介

《略歴》

水回りのトラブル対応を年間700件ほど行っている水回りトラブル解決のエキスパートです。
水回りの緊急メンテナンス業界で7年業務に従事し様々なトラブルの対応を行っており、お客様からの信頼厚く会社随一のリピート率を誇る。
佐賀県で水回りのトラブルにお困りまでしたらさが水道職人にお任せください。